2023.11・19行動報告

STOP! 戦争準備 ×軍拡、×大増税、×改憲

11・19 岐阜総がかり行動 ~第27弾~

 

 お礼とご報告

                                        2023年11月20日

 

 戦争をさせない・9条を壊すな!岐阜総がかり行動実行委員会

 

 小春日和から一転、身震いする冬日。そんな第27弾の集会とデモの日になったのですが、参加者は150名超。皆さん元気いっぱい、予定した行動を貫徹しました。参加して頂いた方々に感謝いたします。

 

【集会動画】https://youtu.be/IaqvHwhEcdw

 

 オープニングを彩ったのは、「伊舞木座」の寺倉和子さんで、「もの言う自由を」など2曲を透き通る歌声でさわやかに歌い上げてくれました。 


 今回の〝最大の目玉〟は、「岐阜総がかり行動実行委員会」の新代表が決まり、ご当人が挨拶を行ったことでした。新代表は弁護士の仲松正人さんで、個人紹介も含めて、こんな主旨の挨拶をされました。

 「私は沖縄の出身。銃剣とブルドーザーに蹂躙された環境の中で育ちました。名古屋の大学に進学した際、沖縄が理解されていない現実に愕然としたことを、思い出す」。

 「思えば日本復帰で、沖縄にやって来たのは憲法9条ではなく自衛隊でした。私の故郷沖縄を、そして岐阜を、日本全土を戦場にしない。憲法9条を守るために皆さんと共に歩んでいきたい。中東ガザの悲劇が注目されているが、戦争だけは絶対にダメです」。

  仲松正人・新代表 挨拶  ↓

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 これを受けて、総がかり3団体を代表して、高橋恒美さん(もう黙っとれんアクション実行委員会)、子安英俊さん(戦争をさせない1000人委員会岐阜県実行委員会)、近藤真さん(憲法9条を守る岐阜県共同センター)の3人が、相次いで歓迎の弁を述べました。

「沖縄に詳しい〝時の人〟を得た」「初代代表の故河合良房さんも、親友である仲松さんに『バトンを渡すのでよろしく』と喜んでおられると思う」「仲松さんを、皆で盛り上げていきましょう」と…。

 

 今回の集会・デモは、愛知、静岡、三重と一緒になって「4県一斉行動」を企画。その共同アピールを嵯峨崎聖子さんが読み上げてくれました。

「私たちが声を上げるだけで、この日本の現状を変えることが出来る」。自分たちを鼓舞するような、締めくくりの文言が印象的でした。                        (※ 共同アピール文は、下に掲載)

 

 集会の最後に、「憲法改悪反対」「反戦平和」のボード掲げを行いました。

 

 その後デモに出発。仲松・新代表を先頭に、岐阜市内中心部を歩ききりました。

 ご参加の皆さん。お疲れさまでした。


「軍拡・改憲よりも くらし、平和」4県一斉行動共同アピール

 

 私達は今、世界の各地で残虐な戦争が続いていることを知っています。軍事力による大量の虐殺、戦争が多くの民間人の被害を生み出しながら続いています。マスコミやSNSでは、虚実を交えた多くの情報が大量に飛び交っています。いま私たちに求められているのは、これらの情報の背後の真実を見抜くことではないでしょうか?

 そのために私たち普通の市民にできることは、想像を巡らせることです。狭い地域に閉じ込め、その地域をくまなく空爆するとき、その下にはどんな光景が広がっているでしょう。子どもや高齢者・障がい者を含む多くの無関係な民間人が一方的な暴力により殺害され、負傷し、助けを求めています。

 強いものと弱いものは人間社会には存在します。子ども、高齢者、障がい者は明確な弱者です。国はそれらの人々を全力で守る必要があります。ところが、今、日本ではその逆のことが起きています。政府は、社会福祉や未来の希望を生み出す教育にお金を掛けず、日々の暮らしが困難な人々を救済するための社会保障に回すお金を削り、富裕層を優遇し、一般市民から税金を取り上げて、軍事費を5年間でGDP比2%にしようとしています。

そのための財源を確保する法律を国会で決めました。これが実現すれば、日本は、世界第3位の軍備を持つことになります。国会で議論もしないまま、中国の脅威を煽り立てて人々を不安にさせ、米国と一緒に中国と戦争するために沖縄・南西諸島にミサイル基地を配備し、九州や本州の自衛隊基地で着々と戦争準備を進めています。

 

  こんなことが起きるのはそれによって利益を受ける者がいるからです。5年間で43兆円といわれる軍拡の予算は、戦争がなければ無駄になります。使われれば、悲惨な戦争です。これによって利益を得るのは、軍需産業とそこからの見返りを期待できる政治家でしょう。そのために、貴重な私達の税金を好き勝手に使わせてよいのでしょうか?

 今、日本でくらす一般市民が望むのは、軍拡や憲法改悪などではありません。平和で安心してくらせる生活です。税金を一般市民のために使うべきです。国は、一部大企業や富裕層、政治家、官僚のものではないはずです。黙っていれば、権力や財力をもった人々の好き勝手にされます。

希望のある明日を実現するために、私たち普通の市民が無力感にとらわれず、声を上げる必要があります。昨日まで黙っていた私たちが声を上げるだけでこの日本の現状は変えることが可能です。

 全国の市民に呼びかけます。「軍拡・改憲よりも くらし、平和」の声を上げましょう!

 

                         2023年11月19日

 

   岐阜・愛知・静岡・三重「軍拡・改憲よりも くらし、平和」4県一斉行動

                  参加者一同