2021.9・19行動報告

さあ総選挙 一票一揆 世直しだ 

 

9・19 岐阜総がかり行動 -第21弾-

 

 お礼とご報告

                                         2021年9月20日

戦争をさせない・9条を壊すな!岐阜総がかり行動実行委員会

 

皆さん “9.19 岐阜総がかり行動”にご参加いただきありがとうございました。

 

私たちの行動に起点となった安保関連法制が国会で強行採決された2015年9月19日から既に6年になり、岐阜総がかり行動も第21弾となりました。

そして今日も、爽やかな秋晴れのもと、約250人の方に参加していただきました。緊急事態宣言が出ている中での集会であり、開催に躊躇もありましたし、デモ行進は中止するという状況ではありましたが、皆さんの“もう黙っとれん”“さあ総選挙 一票一揆 世直しだ”などの想いが強いからといえます。

集会は、いつものように青木眞理の軽妙な司会で始まり、オープニングは「伊舞木座」の寺倉和子さんの“コスモスの花束を”と“We shall overcome”の歌声から元気よくスタートしました。続いて、代表の河合良房から概ね次のような挨拶をしました。


今、自民党総裁選挙がマスコミにあふれているが、本来ならば野党が要求した臨時国会を開き、新型コロナウイルス対策や財政立て直しを議論し、進めて行くべきときである。また立候補している4名はいずれも、これまでの「国民不在」「強権政治」などへの総括や反省もなく、アベ政治路線に忖度し続けている。自民党政権を倒し、命と暮らしを守る政権を樹立しなければならない。その機会が10月の衆議院議員選挙であり、「市民と野党の共闘」を実現していくことである。現在、選挙における政策目標が議論され、まとまりつつありますし、候補者の一本化についても努力されている。そんな中で、私市民ができることの一つが「投票に行こう」と呼びかけることである。これまで投票しなかった人の1割が投票に行けば、命と暮らしを守る政治に転換できるのである。まさに、「一票一揆」である。

その後、野党からご挨拶をいただきました。立憲民主党からは川本慧佑さん(同党岐阜県総支部連合会副代表)、日本共産党からは山越徹さん(同党岐阜市委員会委員長)、社会民主党からは市川美彦さん(同党岐阜県連合幹事長)がそれぞれ、自民党政権の問題点や「市民と野党の共闘」の重要性を訴えられました。国民民主党は都合悪く不参加でした。

この集会で訴えられた内容をまとめ、更に皆さんに行動提起をお願いする集会アピール(下に掲載)を岐阜総がかり行動実行委員会副代表の高橋恒美が読み上げ、参加者全員の賛同で採択しました。


 最後には、挨拶をいただいた方々や事務局なども並び、参加者一同で、ボードを揚げながら、元気よく「投票に行こう」「一票一揆」とコールしました。

皆さん本当にありがとうございました。また、お疲れ様でした。 

 

    【集会動画】https://youtu.be/XR04uX1DjFc


9・19 岐阜総がかり集会アピール

 

 乾坤一擲の「総選挙」が、今そこにあります。「生活・命」を脅かしている自公政権を、市民と野党の力で退陣させる、まさに好機到来です。

 私たちは、この総選挙に大きなスローガンを掲げています。「一票一揆」です。江戸時代、飢餓状態にさらされた岐阜の民は「郡上一揆」「大原騒動」という農民一揆を起しました。それに習って、一票を投じる形で一揆を起そうという訳です。江戸時代のように、命がけの一揆とは違います。一票を投じるだけで、政治を変えることが出来るのです。

 

 菅首相の辞任表明で、政局が大きく動いています。コロナの無為無策の上にオリパラ強行。国民の怒りが渦巻く中、「菅自爆」が起きたのです。言ってみれば、有権者がスガ政治を倒したのです。

 「スガ政治の1年間」とは何だったのでしょうか? 政権を投げ出した安倍首相に代わって急きょ登板したリリーフ投手に過ぎなかったのです。アベ政治の権力私物化、虚偽・隠蔽を真似るだけでなく、さらに輪をかけた強引政治そのものでした。日本学術会議会員の任命拒否や人事にモノを言わせて敵対するものを屈服させるやり方など目を覆うばかりでした。スガ政治の挫折は、「アベ政治路線」の挫折を意味します。

 

 アベ政治路線は、次なる総裁候補の中にしぶとく生き続いています。メディアジャックをして盛り上がり演出を試みる自民党ですが、どの候補も「脱原発は言わない」「森友にふれない」など、アベ政治路線に忖度することしきりです。まさに「その正体見たり」です。単なる「自民党内のコップの中の嵐」「身内の権力争い」に欺されてはいけません。

 

 「日本は先進国だから高い生活レベルに違いない」、そう信じ込んでいる人が多そうですが、大間違いです。今、日本の「年間の平均賃金」は、世界の中で19番目です。金額にして「442万円」。月にすると36万円。フランス、アメリカなど各国が、この20年間、軒並み右肩上がりに増加しているのに、日本はむしろ逆に、右肩下がりで額を減らしているのです。これがアベノミクスの実態だったのです。

 

 総選挙。自公政権に勝つことが出来るのでしょうか。もちろん勝てます。今、最大の政党支持者は「無党派」と呼ばれる人たちで、有権者の約5割を占めています。岐阜県でいえば、先回の総選挙で与党と野党の差は2万8千票に過ぎませんでした。その一方で、73万人もの人が棄権しているのです。この無党派層と呼ばれる「選挙に行かない人」の1割が投票すれば、私たちは勝てるのです。

 

 総選挙に一人でも多くの有権者が参加することに、私たちは全力を注ぎたいと思います。コロナに貧困。今や、私たち庶民は「明日の命」も危ない状況です。その意味で、総選挙は大きな転機。こんなチャンスはありません。

 「棄権するのはキケン」です、「一票一揆」で世直し。こんなスローガンを掲げて私たちは、「希望ある明日」を切り拓く覚悟であることを、ここで誓い合い、行動したいと思います。

 

                          2021年9月19日

 

            さあ総選挙 一票一揆 世直しだ 岐阜総がかり行動 参加者一同